← ブログ一覧へ戻る

エクセルでガントチャートを作る方法|無料テンプレートと条件付き書式で自動色分け

公開日:2026年5月29日 / 著者:株式会社好循環

多くの現場で、ガントチャートはまずエクセルで作られます。すでに使い慣れていて、追加のソフトも要らないからです。ただ「セルを手で塗っていくのは面倒」「日付を変えるたびに塗り直すのが大変」と感じている方も多いはずです。本記事では、エクセルでガントチャートを作る2つの方法を、数式と手順つきで解説します。条件付き書式を使えば、開始日と終了日を入力するだけで横棒が自動で色分けされる、ぐっと楽な作り方も実現できます。

エクセルでガントチャートを作る2つの方法

作り方は大きく2通りあります。それぞれ向き不向きがあります。

方法特徴向き
手動でセルを塗る該当する日付のセルを手で塗りつぶす。仕組みは単純だが、変更のたび塗り直し短期・小規模・一度きり
条件付き書式で自動色分け開始日・終了日を入力すると、該当範囲が自動で色づく。修正に強い繰り返し使う・更新が多い

継続的に使うなら、断然おすすめは「条件付き書式」です。以下では自動色分けの作り方を中心に解説します。

条件付き書式で自動色分けするガントチャートの作り方

ガントチャートの作り方の全体像(ゴール設定→タスク洗い出し→順序づけ)はガントチャートの作り方 5ステップで解説しています。ここではエクセル上の具体的な操作に絞ります。

ステップ1:表の枠を作る

左側に「タスク名・担当者・開始日・終了日」の列を作り、右側に日付を横一列に並べます。日付軸は、開始セルに最初の日付を入れ、隣のセルに「=左のセル+1」を入れて右へコピーすると簡単に作れます。

ステップ2:条件付き書式の数式を入れる

横棒を表示したいセル範囲(D2から右下まで)を選択し、「条件付き書式 → 新しいルール → 数式を使用して書式設定するセルを決定」を選びます。そこに次の考え方の数式を入れます。

=AND( 日付セル >= 開始日セル , 日付セル <= 終了日セル )
例:=AND(D$1>=$B2, D$1<=$C2)
ポイントは参照の固定です。日付の行は D$1(行を$で固定)、開始・終了は $B2 / $C2(列を$で固定)にすると、範囲全体に正しく適用されます。

あとは「書式」で塗りつぶし色を選べば完成です。開始日・終了日を変更すると、横棒の位置と長さが自動で変わります。

ステップ3:見やすく整える

無料テンプレートを使うときの注意

ネット上には無料のエクセルテンプレートが数多く配布されています。手早く始めたいなら便利ですが、使う前に次の点を確認しておくと失敗しません。

エクセルでの管理が限界になるサイン

エクセルのガントチャートは手軽ですが、メンバーが増えると弱点が出てきます。「ファイルが複数の版に分かれて最新が分からない」「同時に編集できず順番待ちになる」「スマホから見づらい」——こうした症状が出てきたら、共有に強いWebツールへの移行を検討するタイミングです。詳しくはExcelガントチャートの限界 — Webツールに移行すべき3つのサインで整理しています。

「条件付き書式の数式を組むのが面倒」「チームで同時に更新したい」という方は、ログイン不要・ブラウザだけで使える無料のWebガントチャートツール「ガンちゃん」が手軽です。タスクを追加してドラッグで期間を決めるだけで横棒が引け、URLを共有すれば全員が同じ最新版を見られます。エクセルの数式管理から解放されたい方に向いています。

まとめ — まずは条件付き書式で「修正に強い1枚」を

エクセルでガントチャートを作るなら、手でセルを塗るより「条件付き書式で自動色分け」がおすすめです。開始日・終了日を入れるだけで横棒が動くので、計画変更のたびに塗り直す手間がなくなります。まずは小さなプロジェクトで1枚作り、土日の色分けや今日の縦線を足して見やすく育ててみてください。チームでの共有や同時編集が必要になったら、Webツールへの移行も視野に入れましょう。

この記事のまとめ

  • 作り方は「手動セル塗り」と「条件付き書式で自動色分け」の2通り。継続利用なら後者
  • 自動色分けの数式は =AND(日付>=開始日, 日付<=終了日)。参照の$固定がコツ
  • 無料テンプレは「タスク数の上限・マクロの有無・編集のしやすさ」を確認
  • 同時編集・共有・スマホ閲覧が必要になったらWebツールへの移行を検討